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『The shock of the Fating!』

新版カバー

旧版カバー


<あらすじ>
婚約者から逃れる為に、竜討伐に参加したニコロ・ハンバー軍曹は、不運にも討伐隊で只一人の生き残りとなった。その上、竜の頓死が原因で英雄とされてしまう。
爵位と領地を与えられ英雄となったニコロは、婚約者から逃げられなくなり、日々絶望する。更に身辺にも婚約者の僕としてエリスというメイドが配属され、自由は日一日毎に減衰していった。
そんなある日、ニコロの国のお姫様を竜が誘拐するという事件が発生する。しかし精力絶大で絶対無敵の竜に敢えて挑もうという勇者はいなかった。だがニコロは合法的に婚約者から逃げられるという事実に気付き喜び勇んでこの任務に志願するのだった。
だが目立たず行動する筈だったニコロは、途上でクラーケンを倒し名声が(無駄に)高くなってしまう。更に(監視役として)彼に付き従うメイドのエリスと共に竜の住む山に向かうが、その途中で盗賊団を全滅させ、至上の英雄としての名声は不動の物となるのだった。

竜の住む山にたどり着いたニコロ達だったが、竜は酷く物分かりが良く、お姫様は呆気なく解放される。
そして帰途、ニコロは隣国が祖国に戦略的奇襲をかけようとしているのに気付き、ここが最後の死に場所(婚約者からの)と思い極め突撃を敢行する。
だがその決死の特攻は、敵陣に突入する前に、エリスの竜を使った攻撃で全滅してしまう。敵軍を全滅させた至上の英雄としてニコロは(エリスに縛り上げられた状態で)凱旋するのだった。

<解説>
毒舌メイドは、仇討ちの夢を見るのか、と言うテーマは本当に後付けで思いつきました。
まあそれはそれとして、自分の意図した方向とは全く違う方向に現実が動くと言う楽しさを具現化するために本作は制作されました。
ニコロが自殺を図っても全く遂げられない所は、本田静一先生の逸話を元にしています。後は山本七平氏の内務班での経験を元に軍隊生活を組み立てました(経済的な解説は古代ローマの軍団兵を元にしてあります)

本編は、最初の竜と軍団の闘いを熱に浮かされたかのように四時間位で書き上げてしまって、
「ここで完結で良いよな」とか思ってしばらく塩漬けにしておいたんですが、長編原稿の為に尾鰭を付ける事になって『ニコロどんどん不幸になれ』の戦略方針で話が進んでいきました。
その為に彼の境遇は、良い方向にしようと思えば思う程悪くなると言う負のループになって行くという書いている方にとっては非常に楽しい展開となっていました。

しかしこれも印刷費用の関係でページを結構削っているので、面白みが減っていると思ったり思わなかったり。特にお姫様が浚われる原因になったロリコン貴族とか、頭の弱い千里眼の弓兵とか、白兵戦が得意な気の弱い女魔道士とか、楽しい主人公ファミリー達を削ったのは少し残念でした(その手の連中を取り仕切るチートメイドは出たから問題無い)
後、構成に若干の不満が残ってたりもします。冒頭の竜との闘いとか、思い入れが強すぎたために削れんかったorz
アレを削って船出の所から始めればもう少しテンポ良く話が進んだような気がするので、今後構成には気をつけていく所存でございます。

本編も他に漏れず、魅力的な挿絵がついているのですが、特に万能毒舌メイドのエリスは可愛く凛々しく仕上がっていたと思います。
そんな彼女の姿があったからこそ、ニコロ君も精神融合(やり方と指の配置は、バルカン風だったりする。長寿と繁栄を!www)までして彼女の想いに答えたのだと思います。
迂闊にも文学フリマで全部売ってしまったので、一冊も手元に残っていなかったりするんですが、ファンタジー世界は面白いなぁ、と思わせてくれる作品でした。

後、地味にカバーを途中で差し替えたりしたので、絵師のF本さんには迷惑かけたと言う記憶が残っております。あの折は申し訳ございませんでした。でも新旧共に大好きな表紙です(特に旧版の襟を掴んでるエリス様サイコーwww)








・・・・・・・しかしこのタイトル、英文法的に見ると間違いなんだよな~。
(元ネタのLightningと同じ韻を踏んだ言葉と内容を考えて、いい加減な造語を創ってもうた)
でもOasisの「The shock of the lightning」が使えたから良いかwwwww

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