FC2ブログ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

『だから僕は此処にいる』

だか僕

<あらすじ>
普通の高校生、天神祐介は、懸想していた片想いの九路崎陽子への告白が大自爆し、鬱々たる気持でいつもと変わらぬ「11月13日」を過ごした。
そして次の日、彼は自分が前日と同じ「11月13日」を過ごしている事に気付く。
初めの内は、どんな失敗をしても取り戻しが着くと思っていた祐介だったが、どんな成功をしてもその結果が残らない世界に自分がいる事に気付き、この世界からの脱出を考える。
しかし容易に脱出方法は見つからず祐介は途方に暮れるが、そんな彼に解法を示したのは他ならぬ彼の片想いの相手だった・・・・・・・。

<解説>

その昔、「タイムアクセル12:01」というドマイナーな劇場未公開映画を観た事があって(知ってる人の方が珍しい)
それを観た時に、感じたタイムリープのわくわく感と伏線の見事な回収を自分でもやりたいと思って書いたのが本作です。
後は、「恋はデジャブ」とかを観てビル・マーレーの行動はとぼけてて面白いな~とか漠然と思ってたのが草薙ツバメの行動に繋がってたり、筒井康隆御大の傑作「時をかける少女」(ドラマ版)を観た時、日常生活での下らない事を克明に記す事で、逆にタイムリープの印象が強まると学んだので、それを生かせる様に内容を考えました。
だから最後の怒濤の伏線回収は楽しくて、楽しくて仕方なかったです。

特に、もう一人のタイムリーパー(・・・・・・まあ、もう絶版になってるからネタバレしても良いか)の登場は、読んでる人は同じ文章の繰り返しだから一言一句までは注意を払わない(冒頭から無駄に歴史小説のシリーズ物を沢山出して、章を追う毎に巻数だけが地味に動くギミック)と言う、作者本人の読書態度が良く窺える伏線の成果でした。
しかし天神祐介君が、清々しい位のバカなので(『はいくな人々』の主人公も相当なバカだと思うが)、動かしていて楽しい事この上なかったです。彼を走らせるシーンとかは非常に気持ちよかった。ああいう無鉄砲な所は、やっぱり主人公の特権だと思う次第ですわwww

時は通り過ぎていくからこそ、輝かしいと言う遠大なテーマが有ったと気付いたのは、書き終わってからなんですが。そんな麗しい感情を抱かせてくれる作品でもあります。
まあ、本音は最後のシーンでの「だから僕は此処にいる」を彼に言わせたかっただけなんですがね(全てはその一場面から生まれてたりもするのです)

以下小ネタ。

脇役の人々の名字は、メインの三人、祐介、葉子、ツバメ以外は全て理系研究者の方から採りました。有名所からそれなりな所まで、普段見てた学会誌とかも参考にしました。まあだから飼い猫の名前が「ボーア」だったりする訳です(ファインマンとキャベンディッシュでも迷った)

陽子の名前の付け方も、「筒井順慶」の話から持ち込んだ小ネタだったりします(電子さんですね。うん、誰も分からないネタだ)あと祐介君の名前は絵師さんとの雑談で出た「天佑神助」と言う単語が、彼の所行と運命に相応しいと思って採った物だったりします。

副題に洋楽の題名を入れたり、もじったりするのは個人的な趣味みたいな物なんですが、本作に使った「Be Here Now」はこれ以上無い位、作品世界にはまったと思ってやす。流石Oasis! ギャラガー兄弟万歳!www

その他、伏線関係のネタとなりますが、
冒頭のテレビの占いで言っていた「ロカ岬」は、その近傍に住んでる物理学者さんが居て、その人が解決策を示すと言う展開を初期に予定(飛行機の時間まで計算した)してたんですが、話が煩瑣になりページ数も多くなりそうだったので削りました。(実は、ネットでタイムリーパーを探すとその物ずばりのSNSが見つかり、集合知として解決策が示されるという展開も予定していたり居なかったりしました。しかしこれだと話が変わりすぎるので没にしました)
この他にも、印刷予算の関係で削った所がそちこちにあり、中でも妹のエピソード(ここで祐介君がタイムリープする原因、古くなった風邪薬で海馬のある特定の部分だけが偶然刺激されて、記憶が残るという話をやる予定だった。だから地味に草薙ツバメと天神祐介はこの事件の前に『風邪』を引いていたりする)、うどんをこぼした下級生のエピソード(友人達の難詰で不幸な事に、人死にが出る)なんかを削ってしまったのは、九仞の功を一簣に虧いたなぁと思った物です。

この他では、大変個人的な事で恐縮ですが、これを書いている間に入院してて、手術前後で終盤辺りを猛ダッシュで書いていたという思い出があったりもします。
(鎮痛剤を飲み、点滴打ちながら、カタカタ書いたのは非常に思い出深いです。こんな荒技が出来たのは、プロットが全部頭の中にあったのと、変わらない日常を描くという名目での連続コピペとポメラのお陰でしょう)

最後に、本作に魅力的な表紙絵と挿絵を描いて頂いた貴歌さんに最大級の感謝と賛辞を送りたいと思います。
この絵が有ってこその「だか僕」でした。






・・・・・・・・・・・・・嗚呼、また、グダグダと長文を連ねてしまったorz
まあ、良い。ISO前の、気分転換だから~(謎
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

副墨亭主人

Author:副墨亭主人
FC2ブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
FC2カウンター
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。